2009年10月3日土曜日

#14 東京オリンピックはもう要らない

 1016年オリンピックの開催地がリオデジャネイロに決まりました。
 私は見えている結果を事前に書きたかったのですが、東京都の招致活動に水を差すことを敢えて控え、執筆を延ばしてきました。私があちこちで述べてきた予測通りになったことは、少しも自慢にならない。なぜなら、私の周囲では――関西人を中心に少数の関東人――、全員が東京オリンピックに反対していたからです。
 今回は、オリンピックをテーマにしていくつか書いてみましょう。
会話集の中では、書くにはばかるどぎつい極論を排して、穏当な意見だけを紹介しています。

 
☆ 周囲の声。*印は岡本の意見。
   
 「今時、なぜ東京オリンピックなんや。環境とコンパクトが招致のテーマなんて世界に受けるわけないよ」
 「もともと北京オリンピックから2012年のロンドンの次にアジアの都市が選ばれることはないよ」
 「そうそう。次はインドあたりが開催に立候補するだろうな」
 「東京、ソウル、北京がやったように国威発揚をしたいから、当然インド政府もオリンピックをやりたいだろう」

 「私は今のままならオリンピックそのものを支持したくない。これでもスポーツかと思うような種目を増やして大きくなり過ぎたわ」
 「人が採点する種目はやめた方がええな」
 「国対抗で華やかな世界選手権がある団体競技をやめて個人種目だけに したらええと思う。競技というより、なんでも個人種目のお祭りに変えればい い」*
 「ボーリングやチアリーディングも入ってくるで」

 「招致の当事者はタテマエしか言えない立場やから、内心では一回の立候補では選ばれないと思っているはずや。また次もやるのやろな」
 「オレは東京を支持しないよ。日本でオリンピックをやるなら広島がいい。アジア大会を開催した実績があるし、なぜ広島か?なんて問われない。何回でも立
候補すればいい」*

 「今度はリオで決まりだろう」
 「3回目の挑戦というし、『南米に初めてのオリンピック』は説得力がある。リオに決まる」
 「そうなるな」
 

東京は開催資格があるのか? 
 オリンピックの主催は都市であることが条件になってているのに、東京都は都市ではない。他の国では市長が責任者としてプレゼンテーションに出ている中で、東京都知事が出ていることが問題視されるこ とがなかったのか。東京都はIOCが準都市扱いしているのか。
 そう言えば、以前に書いたことがあるが、日本の首府が東京都であることもおか しい。首府を規定する法律がないというが、本当だろうか。

 余談になるが、明治時代の始めには東京市があり、首府であった。廃藩置県の 時に、日本の三大都市圏であった東京、大阪、京都が府と呼ばれ、これが今も大阪府と京府として生きている。他の県の中で、当時最大の人口であったのは新潟県だった。47都道府県というのは話の中でも執筆でも長たらしいから、私は年賀状の住所には大阪県と書いてささやかな改革を提唱している。


あきらめが肝心
大阪が招致した時には、事業計画書の審査で選ばれた5都市の中に入った大阪は一次投票でわずか6票しか取れず落選した。それでも当時の市長と招致団は最終候補の3都市で争われたモスクワに乗り込んだ。まだ巻き返しの可能性があるとして、「ここで止めたら男がすたる」と言ったのだ。
入札の経験があるなら、こんな論理と情緒をごっちゃにすることは絶対しないし、発注者に相手にされない。論理思考の東京はこんなことをしないだろう。
 150億円の招致費用を使ったと言われる騒ぎはこれで終わった。石原知事が唱える「もう一度日本人が一つになり、若者に夢を与える。新しい東京を見てもう」というのは、広島であってもできる。海外から来る観衆のほとんどは東京を問するだろう。


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