2013年11月12日火曜日

#103 インターネットと「若者世論ネット」--若者が時代をつくれ

 先月から急に迷惑メールが増えました。3年以前には一泊出張から帰ってパソコンを開くと、100通以上も日本語、英語、中国語の迷惑メールが入っていて悩まされていた。それが昨年から下火になり、多くても10通で削除の手間が省けた。  ところが、最近では一晩に50通以上、そう、夜に入っているのです。ほとんどが英語のもので、日本語は少し、以前にあった中国語はありません。多分、発信元は時差がある国からでしょう。SPAMをくぐりぬけて受信メールにも入ってきます。  私は10年以上前に、一度ウイルスにやられたことがあるので、これに懲りて対策ソフトを入れるだけではなく、発信者名と用件がないメールは開かないことにしています。  一体、発信者はなんのためにやっているのか?読まれもしないのにご苦労さんなことです。こんなことに時間を費やしてもったいないことです。
 さて、海外と交信がある私が狙い打ちにされているのか、それともめくら打ちなのか。 諸君の状況はいかが?

◇ 広まる小中学生のネット病  

   先般、テレビの報道で今時の小中学生は主にスマホでネット交信に毎日4時間も費やしているという。ああ、もったいない!  
   勉強とは縁がないメールとゲーム遊びが主なものだろうから、つまりは時間つぶしと退屈からの逃避だ。退屈は創造力の助けになり、思考力を磨いてくれる。私は退屈が苦手のアメリカ人にこう言っていたものだ。
 そのアメリカで80年代の始め、任天堂のゲームソフトが大ヒットして全国の子供たちに広まった。私が住んでいた町では、金持ちでもしっかりした家庭では普段は子供に小遣いを与えないので、子供たちは新聞配達や夏休みに働いて小遣いを稼ぐ。その代わり、親は誕生日とクリスマスにかなり高額のプレゼントを与える。
 この時に、任天堂のゲーム機はかっこうのプレゼント品になった。 諸君には信じられないことかもしれないが、議会で「日本はアメリカの子供たちを馬鹿にしている」と騒いで、規制を加えようとしたほどだ。賛成者は少数にとどまり、議案は通らなかった。警告を与えようとしたのだろう。
 これに比べると、今の日本では(世界中か?)スマホ熱がはるかにすさまじいが、残念なことに、国会で議論するにいたっていない。
 諸君よ、スマホと読書の4時間はどちらが大切と思うか?一度図書館に行き、一週間でもいい、スマホに手を触れないことにしたらどうだろうか。  インターネットにはこういう利用の仕方がある。「若者世論ネット」とは?

◇ 「若者世論ネット」で緩やかな連帯を

 「若者世論ネット」というのは、中国で若者を中心にするネット紅衛兵が、デモの呼びかけや反日キャンペーンのためにインターネットを使って政治を動かす例にならって、日本の外交や内政の課題について若者世代が世論をつくる一つの手段だ。
 ただし、諸君は自制、識見、礼節を守って若者武士の緩やかな連帯を目指し、あんな教養もなく、簡単に政府に利用されるネット紅衛兵とは一線を画する。各地域に参加を呼びかけるリーダーは要るかもしれないが、全体のリーダーは要らない。新政党に期待するより若者の意見を反映できる。Facebookなどでメールを互いに送り合うだけでよいのだ。保守もリベラルも関係なく、若者の意見を広げるのだ。
 そのうち韓国と中国から注目される存在になるだろう。

◇ 若者が韓国を動かす

 手始めに「若者世論ネット」のテーマに韓国を取り上げてみよう。  

 韓国は対日関係の改善の条件として、日本の首相以下要人の靖国参拝、歴史認識、慰安婦問題、戦中の韓国人労働者への賃金補償を挙げている。アメリカ政府がいかに日本政府に改善を要求しても、日本政府は国家として韓国の言いなりにはなれない、他方、韓国政府は振り上げた拳を下ろすわけにはいかないから、対立の長期化は避けられない。
 仮に、次の選挙で誰が候補に立ったところで、日本に譲歩すれば選挙に勝てないから解決にならない。要は、内政の重い課題が改善され、韓国の世論が変わらなければならない。中国と変わらないのだ。  
 他方、日本のマスコミや大衆市民が、「政府は何をやっているのか」と責め立てても、今、日本政府が関係改善のためにやれることはほとんどない。
 そこで、若者世代が自分たちの時代のためにやれることがある。これは若者から年寄り世代の声を私がまとめたものだ。*印は私のアイデアだ。  

 1)キムチも韓国焼肉も食べない。  
 2)韓国製品も部品も買わない。
*3)韓国の魚を食べない。   
    韓国政府が東北産の魚を輸入禁止にしたことに対する報復というよりは 、その商売の被害 を受けている漁業者への対策として、韓国漁船が竹島海域や 北洋で獲った魚を買わない。その代わり、東北産の魚を積極的に食べよう。
 4)韓国に行かない。観光客も経済団体も。  
 5)新規に韓国人野球選手を雇わない。
*6)対馬の土地を韓国に売ることを止める。
     島民が経済的窮状のため韓国資本に売った土地が中国に転売されて いるという。日本政府が買い戻して既存の自衛隊施設を拡大するか、沖縄の米軍基地の一つを移転する。これは韓国を刺激し過ぎて良い考えではないか。
  7)スポーツの交流試合のために韓国に行かない。
  8)韓国の航空会社を利用しない。
  9)韓国に新規投資をしない。  

 若者など民間が静かにこれらを実行すれば、韓国経済にじわっと利いてくる。日本経済も少し影響を受けるが、まだ持久力がある。韓国政府の反日政策を、諸君たちの時代に変えさせるための代償と思えばいい。
 それでなくとも、韓国経済は危うい。債務は日ごとに膨らむし、1997年と2008年に続く通貨危機も指摘されている。パク大統領はフランスとイギリスを訪問し、儀仗兵を閲兵して気分は良いかもしれないが、外交より内政の問題に取り組むべきだろう。              (完)


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