2013年9月2日月曜日

#99 怨念に縛られる国に未来はない――韓国にこそ問題が多い

 80年代の冷戦時代に、リーガン大統領は最新型原子力空母の建設、迎撃ミサイルの開発、監視衛星の強化などソ連に対し攻勢を仕掛けました。これに対し、ソ連は国家財政と経済に問題を抱えながら、軍備増強に巨大な予算を使って対抗しました。結果として、ソ連崩壊の原因の一つになったと言われます。  今、中国、日本、韓国は軍拡競争に巻き込まれています。この「悪の連鎖」の行方はどうなるのでしょうか。  
 諸君はばらばらの情報から次の時代をどう予見しますか?

悪の連鎖が韓国経済の重荷
 韓国政府は海軍艦艇を増やし、済州島に大海軍基地を建設するという。その上、陸軍を55万人から40万人に削減するのだそうだ。今でもイージス艦3隻、潜水艦9隻、駆逐艦6隻を保有し、貧弱な北朝鮮海軍を圧倒しているというのに。
 韓国で国防上の最大の問題は、首都ソウルが国境に近過ぎることだ。  歴代政権が首都の機能を120キロ離れた世宗市に移転することに取り組んできたが、結局、白紙撤回して世宗を教育科学経済都市に計画を変更した。巨額の財政負担が伴うことと、移転しても中枢ソウルの防衛にはつながらないからだろう。
 40年前に私が韓国に出張していた時に、人口の2割と富の5割がソウルに集中していると言われていたが、これは今も変わらない。
 北朝鮮によって軍艦が魚雷攻撃で沈められても、民間人が住む島を砲撃されても、反撃できなかったのは、核の脅威ではなく、北朝鮮による「ソウルを火の海にする」という脅かしのせいだ。ミサイルは落とせても、通常兵器の砲弾は防ぎようがない。
 先日、海上自衛隊で最大の多目的ヘリ空母「いずも」(2万トン)が進水した。中国の海軍増強、空母の就航に対応することが背景にある。韓国も対抗意識からいずれ空母を持ちたがるだろう。     
 中国の覇権主義から始まった海軍増強→日本の対応→韓国の追随という悪の連鎖は、どの国にも大きな財政負担をもたらす。しかし、他の二国に比べれば日本には耐力がある。
  政治において情念のような不合理なものはいつか国を滅ぼす。パク大統領に次の言葉を贈る。  「怨念に縛られる国に未来はない」

国連事務総長が日本政府を非難
 母国の韓国に一時帰国したパン・キムン事務総長が日本政府の歴史認識について非難した。「正しい歴史認識を持ってこそ、他の国々から尊敬と信頼を受けられるのではないか」とも発言したという。彼は韓国政府の日本非難に悪乗りした。中立であるべき総長として失格だ。
 彼は国連幹部に韓国人を多く重用し、しかも国際紛争に対して説得力を発揮できないので、国連のみならず、アメリカのメディアからも無能呼ばわりされている。
 ここからは例によって私の推測をしてみよう。 彼は事務総長として2016年に2期目の任期が切れる。国連内外から尊敬されていない職場にやる気を無くしているかもしれない。  そこで、彼が次に目指すものは韓国の次期大統領だろう。韓国人として国連トップに就いただけでも韓国のヒーローであることに加えて、ここで時流の日本非難に乗ればさらに韓国人の支持が高まる。大統領選挙では当選確実だろう。
 反共、反日主義者と言われるパン総長も、そしてパク大統領も、韓流偏向の歴史教育の産物だから、日韓史については半面しか知らないだろう。

韓国の登山遭難者と日本人との違い
 7月末に20人の登山パーティが中央アルプスの宝剣岳で遭難した。雨で気温が下がり、パーティがばらばらになって4人の死者が出た。その後報道がないので分からないが、ほかに死者が出たかもしれない。 遭難の原因はいくつもある。
 先ず、天気予報を無視したこと。日本語も読めず、情報を取れなかったのだろう。
  二つ目は、防寒具はポンチョしか持たず、寒さへの装備をしていなかったこと。韓国には最高峰で1700メートルの山だから、2900メートルの寒さは経験がなかった。
 三つ目は、異国での初めての登山であるのにガイドを雇わなかったこと。標識と登山者に従えばよいと考えたのだろう。天候急変に対する備え、道に迷う恐れに対してガイドは必要だった。
  四つ目は、日本語も充分しゃべれず、緊急事態でパーティをまとめられなかったリーダーに資質が欠けていたこと。彼らは日本に来る航空運賃や日本国内での旅費、宿泊費、食費などの経費を出せるのだから、金持ちか中流のクラスであったはずだ。それでいてガイド料をけちった。仮に日本のパーテイが韓国の山に登るなら、当然、ガイドを雇っただろう。

 国民性の違いはまだある。彼らは登山者とすれ違いをした時、韓国語で挨拶したという。 このクラスの日本人が韓国の山に登るなら、「こんにちは」、「ありがとう」くらいの韓国語を習うに違いない。
 さて、彼らの捜索費用を日本側が韓国大使館を経由して請求しただろうか?日本人に適用するのと同じルールに従って請求することが原則だ。テレビか週刊誌に追跡取材をしてほしい。

  ◇ 韓国人の女子ゴルファー
 女子ゴルフのCATレディースの結果はひどいものだった。トップ10位中に優勝者以下韓国人選手が4人を占めた。ほかでも毎度のように韓国人が優勝している。 日本の有力選手がアメリカのツアーに参加しているので、その留守に韓国人の優勝を許している。
 日本の女子選手よ、しっかりせんか!

  私が若い頃、確かマーシュというオーストラリア人の強いゴルファーがいた。日本のツアーで圧勝していた。あまりに勝ち続けている時、日本のギャラリーからGo home!と言われた。彼は嫌気がさしたのか、アメリカのツアーに転戦したが、あまり振るわなかった。
 韓国人選手よ、本国では賞金が安いから日本で稼ぎたいのだろうが、ぼつぼつGO home!の声がかかる。その前に本国に帰る潮時だ。
 仮に、日本選手が韓国で勝とうものなら2回目にはブーイングして騒ぎ立てるだろう。やはり国民性の違いがある。

前回#98について読者から寄せられた意見  
 〈その一〉 永い永い中国各王朝からモンゴル、高麗の圧政下で虐げられ、独立して、自分で事を成したことのない民族で、「自己の不満、不具合は全て他人、他国のせい」として命脈を繋いできた人々のDNAは、拭い去ることは不可能でしょう。気の毒な民族です。皆が皆歪んでいる人達ではないでしょうが、幾つか世界に誇れる「成功例」を作ることが、この民族の明るさを手に入れる唯一の策だろうと思います。
 70~80年代は韓国に通っていましたが、「経営者も技術者もサーやるぞ!」と走りはじめた頃で、貧しいが明るい時期でした。確かに急速に繁栄を手に入れましたが、全員のものでは無かったこと、長続きしなかったことで、マタゾロ本性が出て来たと思います。
  周囲としては、無視し、「自分でやれ!」と距離を置くのが、彼等への親切でしょう。

 〈その二〉  アメリカ政府が日本政府だけに韓国との関係改善の圧力をかけているのだ。アメリカ人は、政府も市民も、韓国の広報を信じてまともな歴史を知っちゃいない。


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