#225 メディアは小室圭さんのいじめをやめよーー本当はよく知らない
小室さんに関する報道には正確さを欠いている。悪意を感じる内容もある。 例えば、二回目の司法試験にも通らないというものだ。 私は次には合格すると思う。何しろNY州の司法試験は各州別で行われる中でNY州は最も難しいと言われる。 従ってNY州の弁護士は特別に尊敬される。年俸も高い。
小室さんはこのNY州の司法試験に挑戦している。
アメリカの司法試験は日本の税理士試験と同じで再試験は落とした
科目を合格すればよい。そのために初回より再試験の方が合格率が高い。JFK元大統領の長男はNY市の地方検事を務めながら
3回目で最後の試験で合格した。多忙な職務の中勉強は大変だっただろう。私は弁護士資格なしで地方検事に任用されることを知らなかった。
◇ アメリカの法律大学院
授業が極めて高く、普通の家庭ではなかなか行けない。そのうえ猛烈な詰め込み講義で卒業までに挫折する学生も出る。
まして日本の大学を卒業して直接大学院に進学する日本人には英語のハンディがあるからなおさら大変だ。
小室さんはこの困難を乗り越えて卒業したのだから立派なもの。私は高く評価する。
メディアは二人が高いマンハッタンのアパート生活を経済的にやっているかと生活しているのかと心配しているが、私は小室さんが
直ぐに労働ビザを取れるかを心配していた。
彼は留学ビザで渡米したが、もう失効した。留学ビザから労働ビザと永住ビザ(グリーンカード)への切り替えはできないから、すでに切り替えができたのだろうか。雇用主は大手の弁護士事務所だから政府に対して影響力があるのだろうか。2ヵ国語に堪能、日本企業専門の顧客など日本色に染めて申請されたのだろう。
◇ アメリカの労働ビザ
私事になるが、私は労働ビザと永住ビザを得てアメリカ企業に転職、18年間アメリカで生活したので在米中も日本でもよく留学の相談を受けた。
彼らの多くはアメリカの大学を卒業後アメリカで働きことを希望し 。それなら一旦帰国して日本企業で働き、キャリアを積むことを
勧めた。なぜならアメリカの大学を卒業すると、アメリカ人と変わりがなく、アメリカ人と競合するのでアメリカ企業が日本人を雇う理由が
ないからだ。労働ビザも永住ビザも得られない。他方、 夫人は日本の博物館で勤務経験があり、日本独自の芸術に通じているだろうから、アメリカの博物館か美術館で働く労働ビザを得られるだろう。もっとも小室さんがビザを得る前に夫人が先にビザを得られれば、小室さんは伴侶としてビザを得られる。
日本の大学では日本文学、日本の技術などとにかく日本関連の専門科目を専攻することだ。そうすればアメリ人との違いを出すことが
できる。
雇用主のアメリカ企業が私の雇用を申請すると、全国紙と地元紙に求人広告を出さなければならない。二ヶ国語に堪能なこと、新技術経験、アジアへの輸出経験など日本色を強調した業務の職務にする。面接には州の係官が立ち会う。このようにアメリカ人には難しくしても片言の日本語しか話せない応募者が二人来たという。
◇ テレビの外国人タレント
ひるがえって日本の労働ビザについて思う。
日本のテレビ局の番組には、NHKから民放まで外国人タレントが溢れている。どう見ても多くは専門家ではない。どうやって労働ビザを取得しているのだろうか?
スポーツ大会や音楽の公演には興業ビザが与えられるが期間が限られている。また、彼ら多くが日本人の伴侶と結婚しているとは思えない。 (完)
Back to TOP